アトマイザー(RBA)の種類と選び方
自分でワイヤーを巻いてコイルを作りセットし、コットンを通して使用するRBA(リビルダブルアトマイザー)。RBAとはあくまで自分でビルドが可能なアトマイザーの総称であり、他にはRDA、RTA、RDTAなど…その種類は多岐にわたります。
さらにその中でも使用用途や運用スタイルに合わせた多くの種類が存在します。
ビルドできるアトマイザーが欲しい、でもたくさん種類があるみたいだしどれを選んだらいいのかわからない…身近にVAPEに詳しい人もいない、相談できるVAPEショップも近くにない、まだVAPEを初めたばかりの頃の筆者自身がまさにそうでした。
という事で、RBAデビュー直前でそういった悩みをお抱えの方向けに今現在どのようなRBA(リビルダブルアトマイザー)が存在するのかを解説します。
ご自分の理想とする喫煙スタイル、運用スタイルに適したアトマイザー選びの助けになれば幸いです!
◆RBA(リビルダブルアトマイザー)の種類
前述のとおり、RBAは総称であり、その中で大きく3つの種類に分かれます。※ここでの解説はあくまでその種類に関する一般的な概念です。
現在多くのメーカーから数えきれないほどのアトマイザーがリリースされているため、製品によっては例外も存在します。
・RDA
RDAはRebuildable Dripping Atomizer(リビルダブルドリッピングアトマイザー)の略で、コイルとコットンに直接リキッドを垂らして吸うスタイルのRBAです。
現在、様々なメーカーから続々と新たな進化を遂げたアトマイザーが作られている為、RDAに限らず基本的にどのアトマイザーも美味しいミストを楽しめますが
一般的にRDAは一番リキッドのフレーバーをダイレクトに楽しむ事ができるアトマイザーとされています。
シンプルな構造な物が多く、扱いが簡単な物が多い反面、アトマイザーデッキ下部にジュースウェルと呼ばれるリキッドの受け皿は存在しますが基本的にアトマイザー内にリキッドを保持しておく機構は存在しないので、コットンに浸透しているリキッドを吸いきったらまたチャージするという運用方法になり、多少の煩わしさはあるかもしれません。
[Twenty Six Vapeで取り扱っているRDAの例]
G.R.1 RDA

・RTA
RTAはRebuildable tank Atomizer(リビルダブルタンクアトマイザー)の略で、リキッドを保持できるタンク機構の付いたRBAです。
タンクの中にビルドデッキが収納されており、タンク内からデッキ内のコットンに常にリキッドが供給される為、タンク内のリキッドが空にならない限りはRDAのようにリキッドチャージの手間がありません。
その反面、基本的に一度タンクにリキッドをチャージしてしまうと、タンク内のリキッドを吸いきるか捨ててしまう以外は別のリキッドは吸えない為、吸うリキッドを頻繁に変えたい方には不向きと言えます。
[Twenty Six Vapeで取り扱っているRTAの例]
SERPENT SMM(サーペント エスエムエム)RTA

・RDTA
RDTAはRebuildable Dripping tank Atomizer(リビルダブルタンクアトマイザー)の略でアトマイザーデッキの構造はRDAですが、デッキの下にタンクが設けられており、デッキ下部の穴からコットンを垂らし、タンク内のリキッドを吸い上げて常にコットンに供給する仕組みのRBAです。
RTAと比べるとタンクがリキッドの保有量の少ないものが多いですが、リキッドチャージの頻度をかなり減らせるうえにRDA特有のダイレクトな味わいを楽しめる為簡単に言えばRDAとRTAの良いとこ取りなRBAと言えます。
また、構造が複雑なものが多くビルド難易度が高い製品も多く存在します。
その構造の複雑さゆえに繊細なセッティング技術を要し、
コットンのセッティング次第ではリキッドが漏れやすくなるなど運用が若干上級者向けの製品が多いです。
[Twenty Six Vapeで取り扱っているRDTAの例]
NIXON RDTA V1.5

◆BF(ボトムフィーダー)
BF(ボトムフィーダー)とは上記で挙げた大まかな分類とは別に、主にRDA・RDTAに搭載されている機構の事を指します。BF対応アトマイザーはコンタクトピンが筒状になっており、スコンカーと呼ばれるMODに装着するのが前提となります。
スコンカーとは、本体にリキッドを保有するボトルが内蔵されており、
そのMOD内のボトルを押すことで、リキッドがBFコンタクトピンにつながっているチューブを通ってデッキ下部へスコンカーボトル内のリキッドが供給される仕組みになっています。
デッキ内でリキッドを保有できないRDAやリキッド保有量の少ないRDTAへのリキッドチャージの手間を、MOD内のボトルを押すだけで済ます事ができます。
最近のRDA・RDTAではノーマルなコンタクトピンに加えて付属品としてBFピンが付いているアトマイザーが標準になりつつあります。
[Twenty Six Vapeで取り扱っているBF対応アトマイザーの例]
G.R.1 RDA

O-ATTY(オーアティ) V2 by Odis Design

[Twenty Six Vapeで取り扱っているスコンカーの例]
Pulse(パルス) BF BOX MOD

◆大まかなRBA(リビルダブルアトマイザー)のコンセプトの種類と特徴
RBA(リビルダブルアトマイザー)には大きく分けて3つの種類に分けられますが、それとは別に開発者のコンセプトによってその内部は様々な工夫が施されています。
まず大まかなコンセプトとしての下記の2つをご説明します。
・リキッドの味をより濃厚に楽しみたい「フレーバー重視」
・大量のミストを楽しみたい「煙量重視」
|フレーバー重視のアトマイザーの特徴
・デッキ内が狭い・エアホールが小さい
・シングルコイル運用前提
等、より濃厚なフレーバーが生成される構造になっています。
[Twenty Six Vapeで取り扱っているフレーバー重視アトマイザーの例]
BERSERKER(バーサーカー) MTL RDA

Kayfun Prime(ケイファン プライム)RTA

|煙量重視のアトマイザーの特徴
・デッキ内が広い・エアホールが大きい、または多い
・デュアルコイル運用前提
等、生成されるミストの量をより多くする構造になっています。
[Twenty Six Vapeで取り扱っている爆煙重視アトマイザーの例]
GOON(グーン)RDA V1.5

GeekVape AMMIT(アミット) RTA Dual Coil Version

この様に大まかに2つ、「フレーバー重視」か「煙量重視」かに特化したアトマイザーに分かれますが、
それだけでなくどちらにも特化していない代わりにどちらの運用も可能な「オールマイティ系」なアトマイザーも存在します。
|オールマイティ系アトマイザーの特徴
・デッキ内は狭くもなく、広くもない
・エアホールは大〜小と幅広く調節が可能
・シングルコイル・デュアルコイル両方対応
等、エアホールを小さく調整&シングルコイルビルドでフレーバー重視寄りにしたり
エアホールを大きく調整&デュアルコイルビルドで煙量重視寄りにしたり等、一つのアトマイザーのビルド次第でどちらにも対応できる構造になっています。
◆アトマイザーの選び方
あくまで一般的な概念としての分類となりますが、
これまでの解説を踏まえた上で、選択肢としては下記のようになります。
・RDA→フレーバー特化or煙量特化orオールマイティ→BF対応か否か
・RTA→フレーバー特化or煙量特化orオールマイティ
・RDTA→フレーバー特化or煙量特化orオールマイティ→BF対応か否か
そして、上記をふまえて具体的な選び方としては
1.ビルドが簡単、難しい、リキッドチャージの手間が多い、少ない、リキッドの種類を頻繁に変えたい、変えない等の運用面でRDA・RTA・RDTAのいずれかを選ぶ
(スコンカーMODを所有している前提となりますが、RDA・RDTAに関してはBF対応か否かも視野に入れる。)
2.その中でフレーバー特化か、煙量特化か、オールマイティか、のコンセプトで選ぶ
3.その中で自分の好みのデザインやサイズで選ぶ
というのがお勧めの選び方になります。
いかがでしたでしょうか、少しでも参考になれば幸いです。
Twenty Six Vapeでは商品ページそれぞれに詳しい説明を掲載しておりますので、アトマイザー選びの参考にしていただけると幸いです。
それでは良いVAPEライフを!
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