リキッドのスティープについて


VAPE愛好家の方はもちろんの事、初心者の方も必ず今後耳にするであろうリキッドの「スティープ」。
今回は「スティープ」とは何か?また「スティープ」の具体的な方法について解説します!
 

◆リキッドのスティープとは?

スティープとは、一言で言うと「リキッドを寝かせる」という事です。
VAPEリキッドはワインやシチュー同様、寝かせる事で味わいが円やかかつ深みが増した味わいに変化します。
リキッドを開封後、ワクワクして吸ったもののあまり美味しくない…放置→後日改めて吸ったら「アレ?美味しい!」なんて経験をした事があるベイパーさんもいるのではないでしょうか?

 

◆スティープでなぜ味わいが変わるのか?

1.リキッドの製造過程で使用されるエタノールが気化される
リキッドによっては、開封後すぐは「ケミ臭」と呼ばれる、アルコールや薬品っぽい香りを感じるものがあります。
これはリキッドの製造過程で使用しているエタノールが原因で、スティープをする事で揮発性の高いエタノールが飛び、ケミ臭を無くし味わいを円やかにする効果があります。

2.リキッドの成分が完全に混ざる
製造、出荷されたばかりのリキッドは成分が完全には混ざっていない状態のものが多く、スティープをする事で成分が完全に混ざり合い、味わいにまとまりが出る効果があります。つまり、そのリキッドが本来目指している味わいがスティープによって完成する物があります。

3.リキッドの成分が変化する
スティープの具体的な方法例は後述しますが、スティープによりリキッドが外気に触れることで、その成分が熟成し、味わいにコクや深み、甘味が増す効果があります。
 

◆スティープの方法:基本編

スティープの方法は大まかに以下の工程です。

1.リキッドの蓋を開け、外気に触れさせる
2.蓋を閉め、良く振る
3.蓋を開け、外気に触れされる
4.蓋を閉める


寝る前や仕事に行く前など暇を見つけてこの「振って、外気に触れさせて、寝かせる」を日々行うのが一般的です。

 

◆スティープの方法:その他

スティープには基本編で挙げたベーシックな方法以外にも、人によってさまざまな方法があります。

・基本的なスティープ方法+蓋を開けたまま保管
これは外気に触れさせ続ける事でリキッド内のエタノールの気化、そして成分の熟成をより促す狙いがあります。
リキッドを口の大きい入れ物(蓋付きのもの)に移し、蓋を閉めてシェイク→蓋を開けて放置。
また後日、蓋を閉めてシェイク〜というスタイルです。
この場合ほこりなどの混入を防ぐため入れ物の口にティッシュペーパーやガーゼを被せる人も多くいます。

・ぬるま湯に漬ける
基本的なスティープ方法は日々行いつつ、それとは別に、ぬるま湯を張った洗面器などにリキッドを入れ物ごと入れて(蓋は開けておく)、ぬるま湯が冷めるまで漬けておく方法です。
これはぬるま湯に漬けることでリキッド内のエタノールの気化を促す狙いがあります。
リキッドによって使われている量が異なりますが、エタノールは揮発性が高くリキッドからエタノール臭が無くなるのにそこまでの期間を要しない事が多いので、スティープ期間の序盤に行う人が多いようです。

・超音波洗浄機を使う
超音波洗浄機は元来、アトマイザーをたくさん所有している上級者ベイパーさんのアトマイザー洗浄用として使用される事が多いですが、スティープ用としても使われています。
超音波洗浄機にリキッドを入れ物ごと入れて動作を開始させる方法で、振動による撹拌により基本的なスティープ方法を簡略化する狙いがあります。また、ぬるま湯を使うことでエタノールの気化も促せます。

 

◆スティープ中のリキッドの保管方法

リキッドは直射日光により風味が悪影響を受けるので、暗所で保管しましょう。
また高温度、そして急激な温度変化もリキッドには良くないとされています。
これらを踏まえて冷暗所にて保管することをお勧めします。
特に夏場は部屋に放置して味が劣化してしまったという例をよく聞きます。
夏場は冷蔵庫の、あまり温度が低くならない野菜室などが適しているかもしれません。

 

◆スティープのデメリット、注意点

スティープにはデメリットや注意点もあります。

・スティープのデメリット
デメリットとしてはシンプルに「開封したての味が好き」という場合にあると言えます。
これまで解説した通り、スティープをする事で味わいは変化していくので、「開封したての味が好き」な場合、徐々に好みの味から変わっていく事になります。

スティープにはより効果的な方法(スティープを促進させる方法)がいくつかありますが、それらをしなくても開封後からスティープ自体は徐々に進んでいくものなので、開封したての味が好きな場合は、なるべく早めに吸いきってしまうしかありません。

・スティープの注意点
注意点としては、スティープのし過ぎは味を劣化させてしまいます。
これは前述の「◆スティープでなぜ味わいが変わるのか?」で挙げた「3.リキッドの成分が変化する」が原因になります。
ワインのように長い歴史の中で確立された適切な環境下の元保管されていれば話は別ですが、現状、VAPEリキッドの場合寝かせて成分が熟成していくという事は、同時に「劣化していく」という側面もあります。

これはあくまで筆者の経験則ではありますが、劣化しないリキッドの保管環境を独自で学習し相当気を使っていない限り、複数年寝かせたリキッドは味自体が飛んでしまいます。
リキッドによって、そして個人の好みによって「1週間はスティープした方が良い」「1か月は〜」「2か月は〜」等様々であり、自分のお気に入りのリキッドを一番美味しく楽しめるスティープ期間を見つける楽しみはありますし、例えば、開封後1か月は吸わずにスティープさせて、1か月以降は日々味の変化を楽しみながら吸う。という人もいます、また、開封後の味も好きだしスティープが進んでいくにつれて変わっていく味も好き。という人もいます。
このようにリキッドのスティープの楽しみ方は人それぞれですが2年3年と寝かせるのはあまりお勧めしません。

 

◆すべてのリキッドに効果がある?

スティープはすべてのリキッドに効果があるわけではありません。
もちろんリキッドによって例外もあり一概には言えませんが、大まかに挙げるならば

・ケミ臭のあるリキッド
・バニラなど甘い系のリキッド
・ナッツやコーヒーなどのコクや深みを楽しむ系のリキッド
・タバコ、お酒フレーバーなどの芳醇な香りを楽しむ系のリキッド
・複雑なMIXフレーバー系のリキッド


これらはケミ臭が消える、味わいが円やかになる、甘味、コク、深みが増す、味がまとまる、などのスティープの効果が期待できます。
【スティープ推奨リキッドの例】
GVC
GRANT'S Vanilla Custard(GVC)

VCT
VCT

逆に

・シンプルなフレーバーのリキッド
・メンソール系リキッド


これらはスティープによる味わいの向上は期待できません。
【スティープ非推奨リキッドの例】
フローズンツンドラ
FrozenTundra

ホワイトグレープ
White Grape


さてさて、いかがでしたでしょうか、少しでも参考になれば幸いです。
それでは良いVAPEライフを!
 
       

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