「MOD」の種類と選び方
VAPEのMODってたくさんあって、何が自分にあっているのかわからない!という初心者VAPERさんがたくさんいると思います。そんな悩める人のために、MODにはどういった種類があるのか、そしてどう選べば良いのか、について紹介します。
■2種類のMOD
まずMODには大きく分けて以下の2種類があります。・テクニカルMOD
・メカニカルMOD
この2種のMODというのは、どれも扱い方が違っており、おすすめできる人が違っています。
〇テクニカルMOD
まず初めにテクニカルMOD。これはプラスチックや金属、レジンといった素材で作られたボディの内部に制御基板や液晶画面が埋め込まれているMODです。
テクニカルMODの特徴として、内部に埋め込まれた制御基板によって本体に流す電流、電圧のコントロールが可能となっています。
TCRと呼ばれる、アトマイザーのワイヤーとして使用される素材の抵抗温度係数を基にしたコイル温度の管理も可能となっているため、非常に高機能なMODといえます。
また、制御基板にはバッテリーの過放電やアトマイザーのショートの防止、バッテリーの異常発熱の検知による通電の停止といった安全性に関する機能も多く搭載されています。
このことから、テクニカルMODは「万が一の事故」を防止する事が可能です。
テクニカルMODは、VAPEをこれから始めようとする初心者から、多くの知識とテクニックを持った上級者まで、全ての人におすすめできるMODです。
自分が吸いたいリキッドの味、出したいミストの量を視覚的な情報で確認しながらVAPEを楽しめます。
したがって、テクニカルMODはVAPEというものを楽しもうとしている全ての人にテクニカルMODはおすすめです。
〇おすすめのテクニカルMOD
「LA PETITE BOX」
VAPONAUTEならではの洗練されたデザインと精巧な作り、コンパクトなサイズにWISMECとVAPONAUTEとのパートナーシップによるチップセット搭載された高品質・高機能MODです。
[LA PETITE BOXの商品ページはコチラ]
〇メカニカルMOD
次にメカニカルMOD、これはブラスやカッパー、ステンレスといった導電性の高い金属を使用した金属の筒、もしくはレジンやウルテム、デルリン、ウッドなどによって作られた箱型のMODです。このメカニカルMOD最大の特徴としては、テクニカルMODに存在していた制御基板や液晶が一切存在していない点にあります。
メカニカルMODを使用する際には、コンタクトピンと呼ばれる電気が流れるピンがしっかりと突き出たアトマイザーをセットします。
そして皮膜破れなどが無く、安全に使用できるバッテリーを直接筒の中(もしくは箱)にセットし、後は導電のスイッチを押すだけです。
それだけでバッテリーから直接電気が引き出され、アトマイザーからはミストが発生するようになります。
メカニカルMODの特徴である制御基板が存在しない点、これによって不便な要素は多数あります。
過放電によるバッテリーが使用不可能な状態になる、アトマイザーのショートによるバッテリーの爆発事故などが発生する、など危険な現象が起こる恐れもあります。
VAPEに使用されるバッテリーの電圧は非常に高く、1本で一般家庭用ブレーカーと同等の電力を放出させることも可能です。
それだけの電力を持ったバッテリーが爆発した場合、当然ですが非常に大きな事故に繋がり、時には命に関わる事態を引き起こすこともあります。
そういった危険性がある他にも、スイッチ部分を定期的に磨くなどの方法でメンテナンスをしなければ通電しなくなるなど、扱う上で面倒に感じることも非常に多くあります。
もちろんメカニカルMODにもメリットはあります。
メカニカルMODのメリット、それは「扱いやすさ」と「芸術品としての価値」、そして「通電の速さ」です。
まず扱いやすさ、メカニカルMODというのは本体パーツを全てバラバラに分解し、簡単に組みたてることができるほどにシンプルな作りをしています。
したがって、MODの調子が悪いと思った時には全てのパーツをバラして掃除をする、パーツが紛失した際には自分で代わりのパーツを作る、といったメンテナンスが簡単に行えます。
テクニカルMODの場合、内部の制御基板が故障してしまうと修理が難しく、生産数が少ない商品ともなると、一度故障してしまうともう代わりのものが手に入らない場合もあります。
しかしメカニカルMODであれば、そういった面倒な事を全て省き、簡単に分解・洗浄、そしてメンテナンスできるのです。
そしてそれだけのメンテナンスをすればものに対しての愛着も湧き、自分だけのMODを持っている、という気分にもなれます。
次に芸術品としての価値です。
メカニカルMODというのはハンドメイドの商品も多く、スタビライズドウッドと呼ばれるレジンと染色した木で作られたMODも存在しています。
こういったMODの場合、使用するのが勿体無いと思うほどの美しさを持っており、ただ眺めているだけでも満足できます。
そして眺めるだけでなく、そのMODで美味しいミストを吸って楽しめる、そういった優越感を楽しむこともできます。
最後に通電の速さです。
メカニカルMODの仕組みは、乾電池に対して直接ワイヤーと豆電球を繋いだ時と同じように、接点同士がふれあうとそれだけで電気が流れます。
テクニカルMODの場合、スイッチを押して基盤がどれだけの電気を流すか判断、そして通電、といういくつかの工程を挟むため、電気が流れるまでには幾らかの時間が必要となるのです。
この通電までに必要な時間の差というのは非常に大きく、VAPEトリックを楽しむトリッカー、大量のミストを吐き出すクラウドチェイサー、こういった人たちには必須条件となるものです。
このように、通電の速さや見た目の美しさ、メンテナンスのしやすさといった使用する上で便利な点が非常に多くあります。
しかし扱う上で注意をすべきことはそれ以上に多く、これからVAPEを始めようと思っている初心者に対しては簡単にオススメをすることができません。
このことから、メカニカルMODは上級者向けのMODであるといえます。
〇おすすめのメカニカルMOD
「SMArt ONE by SMArt Mods」
最高の技術基準とユニークなデザインに基づきアイデア〜デザイン〜生産に至るまで複雑な製品やガジェットの実現の分野で経験を積んだポーランドのメーカーSMArt Modsが自社の品質基準の元、すべての製品をポーランドで製造している非常に高いクオリティを誇るハイブリッドメカニカルチューブMODです。
[SMArt ONE by SMArt Modsの商品ページはコチラ]
〇テクニカルMOD+メカニカルMODのセミメカMOD
大きく分類すると上記2つのMODになりますが、「テクニカルMOD+メカニカルMOD」、つまり2つのMODの特徴を足して作られた「セミメカニカルMOD」通称セミメカMODというものも存在します。セミメカMODの機能は非常にシンプルで「Bypass出力」と呼ばれるバッテリーの電気をそのままアトマイザーに流す、つまりメカニカルMODと同じ機能になります。
したがって、セミメカMODの基本的な使用方法などに関してはメカニカルMODと同等のものになります。
しかしセミメカMODはこのメカニカルMODの機能を「テクニカルMODの制御基板を使用して行なう」という特徴があります。
したがって、メカニカルMODの機能をテクニカルMODの安全性を確保した上で使用することができるのです。
使用する上でのデメリットとしては、制御基板の故障によって使用不可能になる、といったテクニカルMODのデメリットと同じようなものになります。
しかしセミメカMODはメカニカルMODと同じような通電の速さ、そして何も考えずに押すだけで使える手軽さ、最後にメカニカルMODの機能を安全に使える、という非常に大きなメリットがあります。
こういったメカニカルMODの機能を手軽かつ安全に使えるというメリットを持つのがセミメカMODです。
このことから、セミメカMODはメカニカルMODをこれから使ってみたいと思っている人の入門に非常に向いています。
そしてメカニカルMODの入門だけでなく、アトマイザーのセッティングを極限まで詰め、メカニカルMODで使用するには危険な領域まで追い込んでいるようなクラウドチェイサー、こういった人にも非常にオススメできます。
注意点として、セミメカMODはテクニカルMODの安全性を持っているMODですが、あくまでメカニカルMODに該当するMODです。
したがって、使用する際にはバッテリーとアトマイザーに関する最低限の知識、そして注意が必要となります。
セミメカMODを使用する際にはメカニカルMODを使用する上での注意点を把握した上で安全に使用するようにしましょう。
〇BFMOD/スコンカーMOD
大きくわけた2種類のMODテクニカルMODとメカニカルMOD、そして2つのMODの特徴を足して作られたセミメカニカルMODを紹介しましたが、最後にBFMODを説明します。
BFMODは、大きく分けた3種類のMODに、さらにBF機能という別軸の機能が追加されたMODで
テクニカルBFMODや、メカニカルBFMOD等、前述の3種類全てに存在します。
BFMODも含めてMODの種類を挙げると
・テクニカルMOD
・テクニカルBFMOD
・メカニカルMOD
・メカニカルBFMOD
・セミメカニカルMOD
・セミメカニカルBFMOD
と6種類のMODが存在します。
BFMODとは、BF(ボトムフィーダー)と呼ばれる(スコンカーとも呼ばれます)MODで、
本体にリキッドを保有するボトルが内蔵されており、そのボトルを押すことでリキッドがBFコンタクトピンにつながっているチューブを通ってアトマイザーデッキ下部へ供給される仕組みのMODです。
MODに内臓されたボトルを押すだけでリキッドがアトマイザーに供給される為、RDA、RDTA等の頻繁にリキッドチャージが必要なアドマイザーをリキッドチャージの煩わしさ無く運用できます。
※BF機能を利用するにはBFコンタクトピン(BF/スコンカーMOD対応のコンタクトピン)が標準装備もしくは付属品として用意されているアトマイザーが必要です。
デメリットとしては、上記のとおり、対応するアトマイザーを持っていないと使えない事、リキッドの種類を頻繁には変えられない事などが挙げられます。
〇おすすめのBFMOD
「Pulse BF 80W Mod Standard Version」
そのシンプルな見た目と手に収まるコンパクトなサイズだけでなくVW/Bypass/TCモード等、他のテクニカルMODに搭載されている機能はもちろん、ショート保護検知機能・過加熱保護検知機能・断線保護検知機能など各種保護機能も充実しているお手頃かつ優秀なテクニカルBFMODです。
[Pulse BF 80W Mod Standard Versionの商品ページはコチラ]
■まとめ
今現在販売されているMODというのはどれも非常に機能が良く、テクニカルMODはどのメーカーも同じ様な機能を搭載しており、違いは何に特化しているのか、といった僅かな差だけです。また、メカニカルMODやセミメカMODの場合、スイッチを押せば通電する金属の筒のため、性能の差というのはそれこそ金メッキがされて通電性が良くなっているかどうか、といった僅かな差しかありません。
このようなことから、MODを選ぶ際にはまず自分が欲しいのはテクニカルかメカニカルか、それともセミメカか、そしてBF機能が付いているかいないか、というのを最初に選びます。
そしてそれらを選んだ後は、欲しい種類のMODの中から自分が一番好みの見た目をしている、一番格好いいと思うMODを選べば、買ったものに対しての愛着もわきますし、ずっと大切に使い続けることができると思います。
より良いVAPEライフのため、自分好みの素敵なMODを探し、購入してみましょう!
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